エイキアルエレリテンはブロキマナクに桃色の花舞う使われていない地面が残っていた頃にあった未発達のゲスト誘致機構です(娼館)。建物の内最もゲストの出現の多い地点を含むフロアを一階とします。一階に営業所があって、その上にはレッスン場があって、また上にはキャストの宿場がありました。当時、エイキアルエレリテンを含むブロキマナクの各エリアはばらばらこなごなでした。エリアを出ようとする度、また出ようと試みなくとも、度々グリーンルームに繋がってしまいました。扉で行き来がコントロールできる部分が少なかったものですから、他世界からは夢の残存として認知されていたことでしょう。路地に似た場所にあって、エイキアルエレリテンの内側から、窓を通すとペンションが見えて……しかしペンションにたどり着くことは不可能でした。グリーンルームが邪魔で邪魔で。しかし行き来できる外所がなかった訳ではありません。子供屋さんが真正面にありましたし、花屋さんもありましたし、グリーンルームを目的地とするならばグリーンルームには簡単に出入りができました。ただそのようなキャストもゲストもあまり見受けられなかっただけです。誰もグリーンルームになんて入りたくありませんよね。
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