🧸飯沼先生
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飯沼先生を見かけたので声をかけることにした。
–
飯沼先生。
お話邪魔してごめんね。
君名前は？
え？ーです
クラスは？
2-2です。
私は人見太郎って言います
3-8です。
先生のクラスじゃないですか
そですよ。
先生のクラスの人見君をよろしく。
ーくん、ごめんね急に。なんだか波長が合う気がして…
見た目で判断しただけだから、
信憑性はないけど……
ふうん？
でも、なんとなくわかる気がするな
先生もそう思います？
人見君もー君も、高校生らしくないからね。
いい意味で。
どういうことです？
2人とも17、18そこらにしては妙に落ち着いてるから。
ふふ、
どうしよ…
連絡先交換してもいいですか？
えっ 良いですけど、
急すぎるよね。
まあ。
人見先輩はにっこり笑ってポケットからスマホを取り出した。
正直だね
あーっ
先生の前で堂々とスマホいじっちゃやですよ。
先生後ろ向いてていい？
流される形で連絡先を交換した。
何も見ませんでした。
人見先輩、……似てるな、飯沼先生に。
兄弟みたい。
おっとりした人に挟まれてると頭がそういう波長になっちゃうな。