「鏡を見ていると口付けしそうになります。あまりに求めていたものに近いから。」
嘘ではないし、嘘です。

「全てが思い通りになればいい。」
嘘じゃない。

"何も求めていないから何にもならなくていい。"
求める何にもなれなくても必要とはされたかった。
なぜ自分がそもそも必要とされないか、歩み寄れもしないか、遮断されていると感じるか、予測はついています。
僕は我儘を言いたかった。でもそれはあなたの苦手分野を無理にこじ開ける話になる。だから僕は、僕達の内で僕は、あなた専用じゃない気がしています。そういう自分が大嫌いです。僕はどう居ればいいんだろう。

「自分がいい。」
「何を求めればいいのかわからないなんて嘘です。大嘘です。僕はもうしばらく、自分にしか欲を出せない。自分なら僕の何かしらを解消しようと千切れてくれますから。」
「悲しみが表現の糧だから、このままで構わない。表現されなきゃ誰も、あなただって僕を認知できない筈です。」
「僕は自分が大好き。」

<>

「僕は自分を求めているわけではない。」
「僕は自分のことを愛しているわけではない。」
「人間関係を考える時の僕と僕自身を考える時の僕は別人ですが、それがとても心地悪い。」
「僕には僕の周りに他人の居心地のいい場所を作る才能がある それだけは信じたいのです。
僕のできる限りのことではあなたの側にも及ばないこと 信じたくないのです。」
「僕のできる唯一のことを全うできず、申し訳ない。」
「どうして僕は歩み寄ったり癒したりするのがこんなに下手なのでしょう。しかも下手だと気付いたのは最近のことです。あなたに歩み寄ろうとしてからです。」

欲で始まったとおもっても、いつも上手に自己嫌悪に着地します。

僕は「僕自身では満たせないものを追い続ける事でしか僕になれない僕」を追い続けています。

この期に及んで僕は「探してください」すら言えないようなのです。ましてや、「見つけてください」なんて言えません。僕を失うことになりかねないからでしょうか。

僕は鏡が欲しいのではない。僕はそもそも鏡ですから
僕は反射が欲しいんだ……
どうして上手にできないんだろう……
僕はどうして何にもなれない上に何も受け取れないのだろう
ノイズでしかないのなら ない方がいいに決まっているのに
なくなること、する気もないです……

足りてれば求められただろうに。

140610