また夢で見てしまいました。本当に多い。自身に呆れました。起きたばかりのベッドの中なので、まだ夢の断片はなんとか隣にあって、かき集めれば繋がります。今回はお仕事のお手伝いにいく夢でした。目的地へは久々に電車で、人混みを我慢しながら出向きました。待ち合わせ場所に向かいながら、待ち合わせ場所に着く前に、今、駅の中で会えるかもしれないと期待していました。同じ場所に向かっているんだから、あり得ます。そのくらいウスルは早く会いたかったのです。夢は思った通りになって、こちらに気付いていない彼を、見つけることができました。夢の中では現実よりもっともっと気さくに彼と話せていて、彼ももっとこちらに心の中身を見せてくれている感じがしました。目的の場所は、とあるホテルのワンフロア全体を使った催しで、何かの試験を通過したらしい観光客がいっぱいがやがや溢れていました。金色の豪華なシャンデリアの群れがキラキラとそれを照らしていました。おそらくどのゲストをキャストに採用するかを選ぶ為に、観光客を観察したりちょっとお話ししてみたりして情報を集めるお役目を彼が担っていて、そのお手伝いに駆り出されたのです。彼の手には、舐めると起動するタイプの手のひらサイズの機械があって、その起動のために伸びた舌を凝視していたら、見ないでよと言われました。夢の中では、とても素直に、ほんとうに可愛い人だと思いました。夢の中ではなんと、私はあなたの舌が好きだからじっと見た、とすぐに伝えることができていました。お仕事で隣にいただけだから別に触れたりしないけれど、触れるくらい隣り合って歩きながらとりとめもない話をしました。夢の中でのふたりは現実よりも打ち解けてはいたけれど、だからといって彼の隣が特等席だというほどではありませんから、まだ少し常に焦っているみたいな気持ちでいました。こんにちの催しの為に、会場には可愛い小さなお店がいっぱいできていました。彼はその中の一つのお店、その場でパッケージに金箔の大きな細工を施してくれる、民族的な紋様が特徴のお店で、黄色いケーキを買いました。ケーキを包んで箱に入れてお渡しをした傘持ちもそうですが、そのお店の傘持ちはみんな青い着物を着ていました。それを見ながら、私に今日のお礼ですっていって、くれるケーキなのかもしれないとか、期待しました。しかしそうはならないようでした。彼には、自分以外にもこういうのあげるひとがいるのかもしれません。夢の中でも心を痛めました。自分で食べるのかもしれません。せめて、そうであってほしいと願いましたが、いいえ、誰かに買ったってことくらい、わかります。自分勝手に心をぢくぢくさせました。我慢しているだけです。その夢ではお仕事の唯一のパートナーでした。それは確かです。それに、とても打ち明けられていた、今よりは。夢の彼はほんとうのことをもっと知っているようでした。また夢なんか見て。何執着してるんだろう、何に執着してるんだろう、寝返りをうちながら眉をひそめました。本当によく、夢に見ます。見過ぎです。先日、現実で、誘いを、仕事を理由に断ったことが思い出されます。断るしかなかった。仕方ないのだけれど、断らなければよかったな。断らなくちゃいけないことが、なかったらよかったのに、とふてくされました。なに執着っぽいことしてるんだ?もう、もっといい自分になりたいところまできています。容姿とか中身とか、心を揺さぶるように変えたいと願うところまできています。こういう人が人生に一人いると、自分の今までとか本質とかがぶれて、全ての判断制度が落ちます。自分を変えたいってなんなのでしょう。他人のために?突然、ふといい考えが思いつきました。一緒に二人三脚みたいに人生をまるごとやってしまえばいい、そしたらきっと専用になれるでしょう。しかしすぐに思い直しました。そんなのできるわけない。こんな馬鹿な考えまで浮かぶようになっています。うつぶせになりました。もういやとまでは言いませんが、なんだかいろいろうまくいっていないかんじがします。
190928